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奮戦記

【05.11.24】視覚障害者の財務副大臣交渉に同席しました

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 今日は、全視協(全日本視覚障害者協議会=正岡光雄会長)と東視協(東京視覚障害者の生活と権利を守る会=鈴木彰会長)の会員の皆さんとごいっしょに、財務副大臣への要請をおこないました。

写真 会員の皆さんは「紙幣については、視覚障害者にも瞬時に識別できるものにして下さい」と訴えました。

 また「領収書とお札を間違えた」とか「買い物で5000円札と思って出したら2000円だった」など、切実な実態が紹介されました。

 紙幣のなかでも、特に2000円札と新旧5000円札は、幅がいっしょで長さは、わずか1ミリしか違いません。そのため、「2000円札の流通を中止してほしい」と要請しました。
 竹本直一副大臣は「皆さんのお気持ちはよく分かります」と述べました。

<私の事務所で懇談>

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偽造キャッシュカード・盗難通帳についての銀行の過誤払いにたいして、被害者への補償をと訴えられました

 ひまわり草の会の方々が、私の事務所を訪問しました。偽造キャッシュカードだけでなく盗難通帳・盗難カードについても、被害者への補償をおこなう仕組みをつくってほしいと訴えられました。

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★全視協の「要請書」の全文は以下の通りです

      

要   請   書


 視覚障害者も平等に生活できる社会、安心して自由に社会参加できる環境の実現に対する貴職のご助力に敬意を表します。
 さて、金銭の授受は、現代社会における人間生活の大前提です。お金の受け渡しの伴わない社会活動・食事・労働・買い物はありません。これに必要な紙幣の識別が視覚障害者には、大きなバリアです。昨年11月から新しい紙幣が出ましたが、この状況は一向に改善されていません。5千円・1万円札のホログラムも千円札のマークもあてにならないという声が圧倒的です。新紙幣の流通が6割余の現状の下で私たちは、幅150ミリ〜160ミリの新旧7種類の紙幣を区別しなければならないのが現状です。2千円札の流通が困難を増幅しています。新旧の5千円札と2千円札には1ミリづつしか差がないため識別できません。
 相手の目の前で、瞬時に行わなければならないのが紙幣の識別です。ですから、視覚障害者にとってのこのバリアは途轍もなく大きいといわざるをえません。

         新旧紙幣の縦と幅

     1千円  150ミリ(共通)
     2千円  154ミリ
     旧5千円 155ミリ
     新5千円 156ミリ
     1万円  160ミリ(共通
     縦     76ミリ(全て共通)

 一方、EUにおけるユーロは、幅だけでなく、縦の長さも変えられており、色も見分けやすくなっています。EUにできてなぜわが国にできないのでしょうか。
 貴職におかれましては、上記のことをおもくうけとめていただき、1日も早い対策を講じていただきますよう心から要請いたします。

        要  請  内  容

1.2千円札の流通を止めて下さい。

2.紙幣は、視覚障害者にも瞬時に容易に識別できるものにして下さい。



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