自民党税制調査会の野田毅会長は、日本記者クラブの講演で、消費税率の引き上げについて「１５％にしないと、今の社会保障のレベルは維持できない」と述べ、増税をあおりました。

　参議院選挙政策では10%と言っていたのに、さらに高い税率を示して民主党に税率アップを迫ろうとしています。とんでもないことです。

　現在の国家財政について、野田氏は、いつ破綻（はたん）してもおかしくない「火薬庫」だとのべ、「自民党はその上で寝ていたが、民主党はその上で踊っている」と発言しました。

　このような財政赤字をつくったのは、長期にわたる自民党政治ではなかったのでしょうか。自らの責任を棚上げする発言です。
　今やるべきは、ムダの徹底した削減とともに、税制の民主的改革です。消費税を上げればいいというものではありません。

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